ハリトラメソッド鍼禅(立禅・武術))

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鍼禅の治療スタイル

ハリトラメソッド鍼禅で実際に行う治療とは

【立禅】

 立禅は養生における基本功で、家を建てるとき基礎地盤がしっかりしていなければ丈夫で長持ちする家ができないのと同じで大切である。

そのため、まじめに取組み、毎日続けることが大事で、急がずに順々に進めていくことが大切である。


練習するとき、手足がある程度曲がることにより、全身の血液循環を促し内臓機能の働きを良くする。同時に筋肉内面の毛細血管も開いてゆるむ。

 これによって、手足等の部位のしびれやはれ、だるい感覚が出たり、全身の発熱、発汗、皮膚表面上に小さな虫がはうような感覚が出るが、日々練習していく中で、その感覚は快適な感覚に変わり、一種のゆるやかな気持ちのよい感じになり体調の改善が期待できる。

 そのため抵抗能力が増強し、精神は養われ、強い体力をつくり、脳の働きを強くするなどの作用が出てくる。



【鍼灸と活法】

 筋肉には体を支える程の力はない。人の骨格は206個の骨で関節を形成し身体を支えてる。

 体を支えている骨が充分に動かなければ、体を動かすことも筋肉も充分な動きはできない

  そして、全身が正しく動けば、内臓まで整ってゆく

⇨ 内臓を支えている骨格と筋肉の関係が歪めば体の内圧が狂い、その影響は内臓にまで時間をかけて及ぶ。(人の体の多くは水分で構成されている)


つまり、身体の骨格=関節をうまく繋ぐこと(骨を繋げる)が健康を保つためには重要



「骨を繋げる理由」

とくに肩関節と股関節がポイント

・肩関節と股関節は球状になっている=全方向に回転する。手足の胴体の接合部は全て球状

・凹凸した大地を歩く場合、股関節が球状なのでそれを正しく使えば、対応可能

⇨股関節が球状に動けば、脚の骨と骨盤が繋がる

⇨ 脚は股関節から動かすよりも骨盤から動かす方が効率良い動きとなる

・腕も同じ⇨ 肩から動かすより肩甲骨から動いた方が効率良く力強い動きに

⇨肩が球状に動けば指先からの連動が胴体に繋がり、力の流れは次の箇所に流れていく

⇨ 球状に動かないと連動が肩で止まり、動くたびに力がぶつかって負担が増し、激痛に

・肩関節と股関節を球状に動かすと、次の肩甲骨と骨盤が繋がり、動き始める

⇨ 肩が球状に動けば肩や首が楽になる

 

「筋肉の役割」

筋肉に身体を支える力はなく、身体を支えている関節の安定性を高めて、動きのコントロールをしている

そして、筋肉は螺旋状についている。

なので、人の体は螺旋に動くようにできている。でも…

    螺旋を無視して真っ直ぐに動かそうとしていたら、どうしても動かない部分が出てくる

・体を捻ると人の体は大きな力が出る構造になっている。普段からほとんど、捻る動作を行う機会を喪失した現代は、真っ直ぐに伸ばす際に動くはずの螺旋の動きが極端に衰えてしまっている。

⇨ 体のバランスを取るために螺旋状の手脚の筋肉を充分に動かす必要がある = 手脚の筋肉が真っ直ぐに付いていたらバランスを取るのに不自由

・螺旋は強いので手脚を支えてバランスを取るのに適している

⇨ 真っ直ぐで平坦な場所の動きより、バランスを取りにくい場所のほうが、より大きな力が必要

⇨ 人の体は動かしにくい、バランスの取りにくい場所でギアが上がり、より効率よく体を動かせる構造になってる

 ・手脚は螺旋の筋肉であり、捻じれば体幹と繋がる。体幹は複雑に筋肉が重なり付着している。手脚の複雑な動きをすべて繋げるための複雑な形なのだと思われる

 手脚は捻ると力が大きくなり体幹と繋げる。真っ直ぐに腕を上に伸ばす。肩の付け根の球状の骨格を回転させ、捻りを加えるだけで腕は簡単に伸びる。

⇨ ここに筋肉の捻りを加えればさらに上に伸び、体幹とも繋がるので胴体も一緒に上に上がる。骨格と筋肉が体幹と繋がり一緒に動く事によって、腕だけの動きの何倍も力が生み出される。

・体幹だけを鍛えるよりも手脚を捻って体幹を動かす方が何倍も効率が高くなる。部分を鍛えるトレーニングと体全体の繋がりを大切にする東洋の運動との違いは、捻りを加えた動きに隠されている。


【鍼禅の手技は武術を応用した活法】

「骨を繋げる」

骨が繋がっていない、ハマってないところを探り、繋げてやる

つかながったら動かして連動させてあげる

➡︎身体を繋げるのを妨げる最大の敵は力むこと


「螺旋で動かす」

チカラを入れたら抜く、これが体の基本的な仕組み

➡︎もう一度動かすには一度力を抜く

➡︎力のためには力が入っていない状態が必要

➡︎陰陽、一方向には反対方向がある

螺旋で伸ばして戻す(縮めて伸ばす)=入脱力


「鍼灸で五臓を整える」

東洋医学では生命を維持している様々な生理学的な働きを5つのグループ(肝・心・脾・肺・腎)に分類し、それぞれのバランスを取ることで体の内部状態を一定に保って生存を維持させていこうとしています(ホメオスタシスという)。


病の元は五臓の乱れ

現代人は皆、何らかの変調を抱えて生活しています。

 5つにグループ分けされた五臓には、それぞれの特徴や働きがあり、この5つが機能的にバランス良く働くことが理想的ですが、そのような人は存在しません。

「肝」の特徴が強い人、あるいは「肺」の特徴が強い人など、人によってこの特徴は異なります。

 これを一般的に“体質”と呼んでいて、東洋医学はこの5つに分類して診断・治療方針を組み立てていきます。

 例えば「脾」の体質の人は、思い悩みやすく、それによって食欲不振になったり、また「脾」の働き・仕事は、体の栄養を運んだり消化吸収することなので、食欲不振から体に力が出なくなったり、だるくなったりします。


 日々の暮らしの中で如何に五臓のバランスを整え、養生を心掛けるかは、「意識」と「呼吸」をコントロールすることが大切であると考えられます。

 病気と心(意識)、そして身体は強い因果関係によって結びついています。

意識と呼吸は全ての源

 どのような運動においても意識は重要な働きをしています。

 手を動かそうと意識すると、脳からの指令が神経に伝わり筋肉を動かします。同時に、どの角度にどの程度動かすかと意識すると、気と血液に伝わり筋肉にエネルギーを送るのです。

 意識が人間の運動神経を司っています。

 意識と同時に大切なのが「呼吸」です。呼吸がままならないと、意識もどこかへ消えてしまいますし、逆に呼吸していても意識がなければ身体は動きません。

 身体を機能的に動かしたり、内臓の働きに作用を及ぼしたり、生きて過ごしていくには「意識と呼吸」がとても大切です。

 


意識が身体に及ぼす作用

 大きな梅干しを口に含んでいると想像して、梅干しの酸っぱさを思い出すと、口の中に唾液が出てきます。

 その他には、悲しい時に涙が出る、恥ずかしい時に顔が真っ赤になる、怖い時にはぞっとして顔から血の気が引くなど。

 これらは意識が身体に伝えた信号によって起こる現象で、老若男女に関わらず、どんな人にも現れます。


 とくに喜怒哀楽の感情はヒトの健康にとっては大切で、それらの感情を意識したとき、それが身体の変化として現れます。

心と身体の関係

 身体は精密な化学工場と同じで、ほんの小さな感情の揺れでも、それを意識した途端に反応して変化します。

 この状態が改善されずに、ストレスに悩まされるようになるとやがて病気になっていくことにもなります。

 俗に言う「病は気から」とはこういった理由からです。

 上の図にあるように、感情の持ち方一つで、内臓・五臓に何らかの影響を与えてしまいます。


 さらに・・・・・